田中 功也
香川県西部琴平町象頭山の中腹に「讃岐のこんぴらさん」として知られる「金刀比羅宮」が鎮座している。創建は神代と伝わり、大物主神を瀬戸内海の守護神として、また中世は神仏習合の金毘羅大権現を祭り、古くから海上守護、漁業、農業、殖産、医薬の神として多くの人々に信仰されてきた。2月6~7日、四国3県をめぐる1泊2日のバスツアーに参加、当金刀比羅宮にもお参りした。
金刀比羅宮の本宮までに、785段の石段を上がる長い参道がある。365段目の大門までは土産物店で賑わい、その先の神域には寄進された石燈籠が参道脇に並ぶ。500段目くらいの所にはカフェがある。
賢木門をくぐり、133段の御前四段坂を経てご本宮に辿り着く。急で高さのある石段も多く、借りた竹の杖に何度か助けられる。休憩を兼ねて写真を撮りながら、麓から40分。登りきった時にはさすがにホッとする。
本宮横の展望台からは、讃岐平野や讃岐富士が一望のもと。下りは30分。まだ体力が残っていることが確認できた参拝であった。
◆金刀比羅宮の御朱印