ホーム > 短歌 > 寿禄短歌の会 市丸幸子(9)◎初春の候 2024/01/13 遅ればせながら皆さま、明けましておめでとうございます。なかなか上達しませんが(しかも寡作)、今年ものんびり精進していきたいと思います。皆さまも気軽に参加してみませんか。どうぞよろしくお願いします。 ◎小さな恋の歌三首 冬のデート服のポイントと言えばマフラーですが、私は上手に巻けないため、おしゃれ上級者の彼に整えてもらうのが嬉しいルーティンでした。それが、いつしかわざとヘンに結んだりして…。黙って直してくれる彼は、私のたくらみに気づいていたのかどうなのか、今となっては分かりません。 1年ごとの記念日には、ケーキにさすキャンドルを1本ずつ増やしてお祝いするのが幸せな年中行事でした。 喧嘩をするたびに私が逃げ出して、彼が追ってきてくれて。また逃げて、探しに来てくれてつかまって、がお約束だったのですが…。最後に大きめの喧嘩をして、彼が追ってきてくれなかったのが、永遠の別れになりました。 ◎日本史が好き 私は日本史が好きです。吉川英治の「新平家物語」や山岸涼子の「日出処の天子」、戦国武将の数奇な運命を描いた松本清張の小説などを夢中で読んでいました。中でも気になるのは、奸計や謀略を行わず、一途に義を貫いた武将たちの行く末。負ける戦と知りながら味方した者たちは、天下分け目の戦いに敗れ、滅びの道をたどりました。 ◎冬生まれの人 このところ局地的に巻きおこっている(?)「冬生まれの人はどんな人?」論争の私見の一つですが、あまり賛同はしてもらえそうにないですね。 ◎雪の往生極楽院 雪の日に訪れた三千院・往生極楽院は、いちめんの銀世界。参道も木々も小止みなく降りしきる雪に覆われて、紫雲に乗った阿弥陀三尊が、天女や菩薩を引き連れ、まさに浄土へ旅立とうとする幻を感じるほどの神々しい体験でした。 - 短歌 市丸幸子