ホーム > 歳時記 > 新日本歳時記/寿禄会版・仲秋の名月 2023/10/02 (いつものように写真のクリックで、拡大写真を見ることが出来ます。) 藤本 茂 ◎今日の一枚/コントラストが美しい—名月と阪急宝塚線 仲秋の名月とは、旧暦8月15日の夜に見える月のこと。今年は9月29日がその日に当たる。この月が1年で最も美しいとされるのは、大気が澄んで月がはっきりと見え、暑くも寒くもなく(今年は例外?)、虫の声も聞こえるなど、月を愛でるすべての条件が揃っているからだとか。この日、名月にゆかりのある各地の神社仏閣では、観月の会や名月を詠う歌会などが催される。 ●今日の俳句 名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉 撮影者 藤本 茂 2023年9月29日は、仲秋の名月と十五夜が重なる、名月鑑賞にはまたとない一夜であった。というのも、仲秋の名月が必ずしも満月になるわけではなく、次に二つが重なるのは、令和12年9月12日と7年も先になるそうだ。 ◆右:鎌倉三代将軍源実朝ゆかりの熱海市伊豆山神社の「十五夜祭」 撮影日 2023年9月29日 撮影場所 大阪府池田市 - 歳時記 藤本茂