9日午後3時過ぎ、室堂平2,450mを散策。ほとんどは雪に覆われ、足をとられながら、時に滑って転びそうになりながらストックに助けられての歩行は、かなり体力がいる。
真っ青な空に一面の銀世界、雪の照り返しで眩しい。
スキー板をかついだ欧米人が行き、山上から滑り降りてくる人もいる。
普段10分で行ける「みくりが池温泉」にも20分かかる。
みくりが池畔、はい松林にメスの雷鳥を見つけ、妻が歓声をあげる。
みくりが池は雪と氷に覆われ、わずかに現れた湖水が緑がかった空色に輝いている。
温泉宿のテラスのベンチで、立山から剣御前2,777mへと続く山並みを眺めながら食べるソフトクリームの味は格別。
欧米人のグループが隣で軽食を楽しんでいる。ヨーロッパアルプスの雰囲気!!
帰路みくりが池畔のはい松上にオスの雷鳥が現れ、夢中になってシャッターを押し続ける。
純白に濃茶の体に目の上が赤い。人を怖がらない雷鳥、近寄っても逃げようとしない。妻は感激に声が上ずっている。
日本に3000羽生息する雷鳥、そのうち300羽がこの立山にいるという。何年か前の秋に訪れた時には、みくりが池畔で3~4羽の子を連れた雷鳥を見ている。宿のスタッフによれば、みくりが池畔には雷鳥の巣があり、夕方によく姿を現すという。
