南米3カ国周遊の旅

      2016/06/21

村山 隆之

【前編】世界中の人が一度は行ってみたい「世界遺産No.1 ――南米マチュピチュ」を旅して 

131
こんにちは村山です。ご無沙汰しております。2008年10月「15日間南米3カ国周遊の旅」での、主な観光ポイントなどを紹介します。
南米は日本からは地球の裏側にあり、直行便がないのですべてアメリカ経由。行きはブラジルリオまで約24時間、帰りはベルーリマから成田まで20時間の搭乗および乗替時間となり、それだけでも体力を消耗してしまいます。

リオデジャネイローー女性の水着面積は世界最小

今年オリンピックが開催されるリオは、貧富の差が激しい都市ですが、頂上に高さ30mのキリスト像があるコルコバートの丘から見るリオ市内の景色は素晴らしい。有名なコパカパーナ海岸を歩く女性の水着面積は世界最小らしい。リオのカーニバルに出場する女性の衣装はど派手でかなり重いようである。
 途中立ち寄ったブェノスアイレスは、タンゴ発祥地で有名。ここで、前年亡くなったわが家の「秋田犬」にそっくりな犬に遭遇した(涙)。

タンゴ村山

カーニバル村山

イグアスの滝でズブ濡れ

ブラジル、アルゼンチンとパラグアイ3カ国に接している世界三大瀑布(ビクトリア、ナイアガラ)の一つで、幅4km、落差4~80m、約300本の滝を有す。アルゼンチン側「悪魔ののど笛」から眺めると、滝底に落ちたもの凄い水量の「ドドーン」という地響き、また水蒸気がもの凄い高さまで立ち上がり虹も出るほど。ブラジル側の展望橋先端ではもの凄い濁流が流れ落ち、水のシャワーで全身びしょ濡れ状態。

イグアスの滝村山

イグアスの滝2村山

クスコ(ペルー)――正確に細工された石積み

標高3,400mにあり、首都リマから飛行機で移動すると一気に3,000m高いところに移動するので高山病にかかる人が多い。リャマと子供村山ここの目玉は、王宮の壁の一部にある「12画の石」(実物は、意外と小さい)。他の場所にも正確に彫り込まれた巨石の遺跡(標高3,765m)あり。
現地でリャマと民族衣装を着た女性・子供たちを撮影すると、お金を請求された。

*後編は、マチュピチュ遺跡を報告します。

【後編】世界中の人が一度は行ってみたい
「世界遺産No.1 ――南米マチュピチュ」を旅して 

マチュピチュ遺跡でしばし呆然

標高2,900mにあるオヤンタイタンボから高原列車「ビスタドーム」で一旦マチュピチュ村に入り、2日間たっぷり見て回った。村から25名乗りバスで30分ほど登っていくと遺跡入口に到着。虫よけスプレーをたっぷりかけて、ワクワクしながら急勾配の坂道を上ると、眼下に遺跡群、その向こうにワイナピチュが見渡せた。
 
写真で見た景色とまったく同じ(当たり前だが)石積みの遺跡!! 全員しばらく呆然と眺めたあと、石畳の通路から市街地の入口を通り、主神殿(地震でずれ有り)、インテイワタナ(日時計)、太陽の神殿、石を刳り貫いた水路には水が流れていて水汲み場もあり、庶民・技術者・神官・貴族などそれぞれ居住区が分かれ、かなり広い段々畑では農耕が行われていた。周囲を高さ5mの城壁で固められた要塞都市は、何時間いても見飽きない場所だった。

セスナから眺めたナスカの地上絵

4~5名乗りのセスナ機で約20分のフライト中に、有名なハチドリ・蜘蛛・猿・蜥蜴・鯨・手および長い直線や幾何学模様が大地に描かれているのを眺めた。大きさはまちまちだが、大きいもので長さ200m、小さいものでも32m。国道沿いの観測棟(高さ13m)から手と木の一部が見えるが、全景は分からない。この模様線は、地表を数cm削っているだけ。

ナスカ1

ナスカ2

旅行途中の出来事

旅行全行程中12回飛行機に乗り、その合計は61時間、高低差は3,000m以上となるので、どうしても旅の途中から集中力が途切れて注意散漫となり、帰国日当日には男性が食事中にパスポートを入れたバッグを盗まれる事件が起きたが、何とか全員無事帰国できた。

以上、この旅行中の主なポイントだけを紹介しましたが、やはり「百聞は一見に如かず」で、是非皆さんも出かけてみてください。

 - コラムの広場