The Last Frontier 奇跡のアラスカ アラスカ旅行記・クルーズ編 (後編)

      2017/12/24

 

クルーズ5日目、アラスカ州・州都ジュノーに入港した。

 クルーズ5日目、早朝、アラスカ州の州都ジュノーに入港。港からバスで21㎞、30分。広大なジュノーアイスフィールドから流れ出す38の氷河の一つメンデンホール氷河へ。幅2.4km、高さ30m、全長19.3kmの巨大氷河を遠くから眺める。20分ほど原野を歩いて氷河から流れ出る大きな滝へ。雨が上がり太陽の光を浴びて氷河の一部が碧く輝き神秘的。氷河湖の入江に漂う氷山も碧い。

◆写真上3枚/メンデンホール氷河

 20分ほど原野を歩いて氷河から流れ出る大きな滝へ。雨が上がり太陽の光を浴びて氷河の一部が碧く輝き神秘的。氷河湖の入江に漂う氷山も碧い。

◆写真左/氷河湖の入江に漂う氷山  右上/Nugget Fallsと氷河湖  右下/メンデンホール氷河とNugget Falls

 

樹上でくつろぐ白頭ワシ発見!

 人口3万人のジュノーの中心部に戻り、ウインドショッピング。試食したスモークサーモンが美味しくてサーモンジャーキーをお土産に買う。現地のおじさんの指さす方向を見ると、高い樹のてっぺんにアメリカの国鳥、白頭ワシが羽根を休めている。歩き回って空腹で、船に戻っての昼食が美味しい。


◆上/樹上の白頭ワシ
◆左/ジュノーで
ウインドショッピング

 港には超大型客船が5隻停泊している。船室で紅茶を飲みながら日本にいる娘たちにメール。4時に出港するとすぐ圏外になり、通じなくなる。バルコニーに出ると寒い。

◆写真左/ジュノー港に停泊する大型クルーズ船  右/ダイヤモンドプリンセス号は出航後すぐメールが不通になった。

 

ショーに興じた2回目のフォーマルナイト

 2回目のフォーマルウエアのディナー。グループの24人がホールの階段に勢ぞろいして記念写真。白ワインをボトルキープ。前菜のエスカルゴ、チキンスープ、メインのロブスターすべてが美味しく、同席の石川県小松市のご夫婦との会話も弾む。シアターの前から2列目でマジックショーを楽しむ。なかなか見応えあり。

◆写真下段左/船内メインホールでのショー  中/ディナーメインのロブスター    右/マジックショー

 

ケチカンの木こりショー

 クルーズ6日目、9時過ぎケチカン入港。アンカレッジ、フェアバンクス、ジュノーに次ぐアラスカ第4の都市。人口15000人。徒歩で15分、グレイト・アラスカ・ランバーショー会場へ。木こりショーが始まる。スタンドはアメリカとカナダの応援席に別れ、それぞれ贔屓のチームにやんやの喝さいを送る。アラスカ東南部ならではの楽しいショー。10日のうち8日は雨というのに、快晴。それでも日陰は風が冷たく、マフラーをする。ショーで出た木の切れ端を記念にもらい、木こりたちと記念写真。大きな男たちに挟まれると我ら夫婦は小学生並み?

◆写真上段/木こりたちと記念撮影  下段3枚/木こりショー・・・丸太伐り、水上丸太乗り、木登りなどをカナダ側とアメリカ側に分かれて競い合う。

 クリークには湾から遡上して来た鮭がうじゃうじゃとひしめいている。ふるさと新潟の村上市で見る鮭より大分小さい。ここでも産卵を終えた死骸が多数。

◆写真上段左/ケチカンのクリーク  上段右/クリークを遡上する鮭の群れ
下段左/ケチカン港  下段右/ケチカン港に停泊するダイヤモンドプリンセス号

 

ケチカン名物クラムチャウダーを賞味

 レストランの海辺の席で地元名物のクラムチャウダー1ボウルを妻と2人で食べる。$8.5。冷気の中、湯気の立つチャウダーはなかなかの美味しさ。英会話の教材になりそうな絵本や鮭の缶詰、スモークサーモンをお土産に買う。夕食のメインは帆立貝。白ワインに合う。昨日撮った集合写真が$25。ピアノショーはやかましいだけの現代音楽。15分で退散。

◆写真左/ケチカン名物のクラムチャウダー  右/この日のディナーのメインはホタテ貝

◆写真左&中/ケチカンの町  右/ケチカンの町のトーテムポール

◆左/ダイヤモンドプリンセス号船内   ◆右上/船室内  右下/ダイヤモンドプリンセス号船内の銘板

◆この日は終日クルージング・・・七面鳥や黒ムール貝のディナー

 

インサイド・パッセージ・クルージング

 クルーズ7日目は終日、インサイド・パッセージ・クルージング。朝のうち濃い霧が立ち込め船は何回も汽笛を鳴らす。下船の説明会の後、妻はネックレスやバックを買い、セール会場を覗いて時を過ごす。今日のみという英国風パブランチ、熱いフィッシュ&チップスが美味しい。あいにくの曇り空で1000以上の島が連なるというが、島影は全く見えない。荷物の片づけを終えて、ベッドに横になりうとうとする。のんびり船旅も悪くない。

 黒ムール貝、七面鳥などの夕食。毎ディナー実にご馳走だった。ステーキに飽きるというのも初めての経験。レストランではスタッフやコックが賑やかに別れの挨拶。気が付くと両岸がクッキリ見える。急いで16Fのデッキへ。イルカの群れが跳ぶ。

◆船上からの風景

◆カナダのバンクーバーからアラスカ・スキャグウェイまで1600km続くインサイド・パッセージ。島や海岸が次々と現れては消え、クジラやアザラシ、イルカ、熊など100種類以上の野生動物に出会える人気の航路である。

 

 

バンクーバーのオアシス・スタンレーパークへ

 クルーズ8日目、朝6時半、カナダのバンクーバーに入港。曇って超高層ビルの上部は雲の中。寒くて下着を1枚追加する。10時過ぎ下船。ホテルに荷物を置いて、ダウンタウンの中心部を散策。中華レストランRed Starで昼食。海老のスープやシュウマイが美味しい。

◆写真左&右上/バンクーバー港  右中/バンクーバーのダウンタウン  右下/グランビル・マーケットの野菜コーナー

 午後はオプショナルツアーへ。スタンレーパークでは、イタリア人の結婚式に出会う。花嫁、花婿と全く同じ服装のたくさんの友人がそれぞれを取り囲み、どれが花嫁か花婿か一瞥しただけでは分からない。トーテムポールが林立する公園、原生林が繁る森、広い芝生の上にはカナダがんの群れ、犬を連れて散歩する家族連れ、サイクリングを楽しむ人達、カナダの土曜の午後ののどかな雰囲気を楽しむ。

◆写真上段左/式を終えたイタリア人花嫁(白いドレス)と友人たち(ピンクのドレス)  上段右/スタンレー公園のトーテムポール  下段左/原始林が繁る森  下段中/仲良くなった犬と  下段右/スタンレー公園のカナダ雁と

 バンクーバー市街を一望の元に見られる標高1371mのサイプレスマウンテンへ。頂上は晴れているのに中腹に雲がかかり下界は何も見えず。最後の夕食は日本食。親しくなった同行の人達と熱燗を酌み交わし、日本での再会を約して大いに盛り上がる。

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