同窓生往来(故 小野塚智香子さんに捧ぐ)

      2017/05/21

%e3%81%a7%e3%82%93%e3%81%97%e3%82%83%ef%bc%92%e5%90%8c%e7%aa%93%e7%94%9f%e5%be%80%e6%9d%a5

 

 故 小野塚 智香子さんに捧ぐ

徳重洋子/市丸幸子

 

智香子さん、お別れして丸2年。時が過ぎ去るのは本当に早いですね。貴女も覚えていますか。
はじめて会ったのは1961年(56年前)4月、1年4組(担任小林先生、女子8名)受験の解放感と小林先生の何事も温かく受けとめ見守って下さるなかで、貴女という素敵な女性と出会い、ともに青春時代を楽しく過ごせたことを感謝しています。  徳重 洋子

 

智香子さん、見ていますか? 息子さんの航さんが本を出版されましたよ。
タイトルは「わたるのドミトリーライフ」。大学の学生寮入寮から8年間にわたる青春の日々を
綴った自伝小説で、素晴らしい文才を見せておられます。

智香子さん、貴女とは福高の1年4組で同クラスになった時に出会いましたね。
今にも折れそうな華奢な体が、ピュアな心をそっと包んでいるような、そんな人でした。

2年からは別クラスになってしまったけど、ある日貴女が私を呼んで、「丸ちゃん、丸ちゃん、
好きな人ができたから見せてあげるね」と言うので、隣のクラスまでついて行きました。

廊下の柱の陰から見たその人の第一印象は、「おーっ!?」という感じ。
私がその時どう思ったかは言わないけれど、貴女の男性の趣味が良かったことは、
後に証明されましたね。

智香子さん、そんな貴女がこんなに早く逝ってしまうなんて・・・。

いつかまたお会いできたら、ひと言「ご家族も、同窓生も、俳句仲間も、私も、みんな貴女のことが
大好きだったよ」と伝えたいです。  市丸 幸子

 

 - お知らせ