播磨の国、室津(龍野市)ハイキング

      2018/10/21

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

◆室津港

◆室津町並み

◆海駅館

◆室津町並み

◆室津港

◆見性禅寺

◆見性禅寺

◆民俗館

◆民俗館内部

◆寂静寺

◆徳乗寺

◆賀茂神社唐門

◆同本殿

◆同境内

◆唐荷島

◆朝鮮通信使
室津湊御船備図屏風

◆大名の食事(薩摩藩)

◆朝鮮通信使

◆海駅館内

 

 

 

 

 兵庫県姫路市の西隣龍野市は童謡赤とんぼの里として知られ、醤油やソーメンの産地としても有名。9月20日終日雨の中、龍野市の一角、瀬戸内海に面した室津の漁港をハイキング。

 室津は、奈良時代に行基により整備された5つの港のうちの1つで1300年の歴史がある。江戸時代に最盛期を迎える。朝鮮通信使や参勤交代で西国大名のほとんどが船で室津に到着し、ここから陸路江戸に向かった。室津は海と陸の接点、宿場町として栄えた。普通1つの宿場町に1つの本陣が置かれたが、多くの大名が上陸した室津には6つの本陣があることからもその隆盛振りが分かる。

 ガイドの案内で民俗館や海駅館を見学し、街並みや漁港を周遊。賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)を祭神とする賀茂神社の歴史は古く、平安時代にさかのぼる。平清盛が1180年、厳島詣での際に立ち寄っている。5つの社殿、回廊、唐門が国の重要文化財に指定されている。神社からは、沖合い2キロに浮かぶ3つの島、唐荷島(からにしま)が見える。昔、唐の難破船から積み荷が流れ着いたことから名付けられた。万葉集にも「玉藻刈る辛荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はざらむ」(山部赤人)と詠まれ、司馬遼太郎の「街道をゆく」にも取り上げられている。晴れていれば小豆島や四国も見えるという。

 12~3年のハイキング同好会の歴史で、これほどの雨は初めて。傘をさしながらの撮影は思うに任せず、満足のいく写真は撮れなかった。

 道の駅で豊富な海産物や野菜、果物などを土産に買い求め、次の目的地、三田市のキリンビール工場に向かう。

 

 

 

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