寿禄短歌の会 廣渡清吾

      2024/02/06

 

みそひともじの試みを楽しんでみます。

 寿禄会HP編集部の市丸さんが、短歌を作ろうとよびかけられました。すでに素敵な歌をみせてくださっていますので、ご存じの方もいらっしゃることでしょう。

 元文芸部の一人として、よびかけに応えようと思い立ちました。文芸部には「木曜俳句会」があり、平山為義(越而)先生が指導してくださっていましたが、短歌の手ほどきはなかったような。
福高時代にこんなものを作った記憶がありますが。

 

 さてそこで、ぼくも短歌を作ってみようと考えました。すぐに浮かんだのが

という31文字で、われながらいいタイミングです。というような感じで始めてみようかと思い、
つぎの二つの歌を並べてみます。

 この二つ、5-7-5-7-7 と名前だけがならんでいます。御推測のように、上は、京野菜、下は、京都の喫茶店の名称です。

 じつは上の歌は、2014年11月17日の朝日歌壇に採られたもので、下の歌は、これをまねてぼくが作りました。「進々堂」を入れたかったのですが、6文字なので、うまくいきませんでした。

 京野菜のほう、順番に、大根、ねぎ、ごぼう、かぼちゃ、とうからし、お菜、とうからしで、いわずもがな、ですね。喫茶店のほうは、学士堂とシアンクレールは、いまありませんが、すべてそれなりに名の通った喫茶店で、よく行きました(行きます)。

 名前あわせで31文字は、たとえば、「せり なずな」で始まる春の七草、「はぎ すすき」で始まる秋の七草のように、短歌形式の独壇場のように思います。喫茶店の歌、すぐにできましたが、朝日歌壇では、採ってくれないでしょうね。博多名物や、福高の思い出など、みなさんすぐにできるかも…。そんなところから、軽に始めてみませんか。

 

 

 

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