この二つ、5-7-5-7-7 と名前だけがならんでいます。御推測のように、上は、京野菜、下は、京都の喫茶店の名称です。
じつは上の歌は、2014年11月17日の朝日歌壇に採られたもので、下の歌は、これをまねてぼくが作りました。「進々堂」を入れたかったのですが、6文字なので、うまくいきませんでした。
京野菜のほう、順番に、大根、ねぎ、ごぼう、かぼちゃ、とうからし、お菜、とうからしで、いわずもがな、ですね。喫茶店のほうは、学士堂とシアンクレールは、いまありませんが、すべてそれなりに名の通った喫茶店で、よく行きました(行きます)。
名前あわせで31文字は、たとえば、「せり なずな」で始まる春の七草、「はぎ すすき」で始まる秋の七草のように、短歌形式の独壇場のように思います。喫茶店の歌、すぐにできましたが、朝日歌壇では、採ってくれないでしょうね。博多名物や、福高の思い出など、みなさんすぐにできるかも…。そんなところから、軽に始めてみませんか。