満開の梅林

暖かく好天が続く東京。１７日、朝のうち世田谷の梅が丘にある羽根木公園へ梅を観に出かける。

冷たい風が強く吹いているが、よく晴れて歩くうちに汗ばんでくる。

紅梅１７０本、白梅５３０本、合わせて７００本の梅が小高い丘の斜面に咲き競い、全山ほぼ満開となっている。

新型コロナウィルス感染拡大で「せたがや梅まつり」は中止されたが、幼稚園児の一団や観梅に訪れた人達で賑わっている。

ちょっと木札を拾ってみただけで、白加賀、一重寒梅、八朔、紅千鳥、長谷川絞り、とうじばい、淡路しだれ、玉垣しだれ、呉服しだれ、八重野梅、緋の司、養老、大盃、道知辺、真鶴、紅冬至、鴛鴦などなど、かなりの種類にのぼる。

一の谷と楊貴妃は未開花。

原種が中国南西部、長江流域や台湾に自生する中国野梅は既に葉梅になっている。

仄かな梅の香りに包まれてしばしコロナ禍を忘れる。