魯山人を堪能

      2021/04/25

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

◆魯山人の作品

◆砧公園と梅 : 横スライドショー5枚

縦スライドショー3枚

◆霜柱

◆世田谷美術館

◆世田谷美術館

◆美術館内部

◆魯山人展のチケット

◆美術館内部

◆魯山人の作品

 

 

雲ひとつなく晴れ上がった18日の東京。

最低気温が-0.5℃と気温は低いが、歩くには心地よい。

実家から歩いて20分で砧公園に着く。広大な園地。ウォーキングやジョギングを楽しむ人の姿がちらほら。

草地を進むとザクッ、ザクッと音がする。何年振りだろう、霜柱を踏んで歩くのは。桜で知られる公園の一角には、紅白の梅がひっそり咲いている。

10時の開館を待って世田谷美術館に入館。北大路魯山人の器とアンリ・ルソーなど「素朴派」の作品展が開かれている。

魯山人を支援した世田谷の実業家・塩田岩次が愛用した味わい深い作品が寄贈され、世田谷美術館のコレクションの柱となっている。

大鉢、鉢、皿、茶碗、花入れ、水指、大壺、水注、香合、徳利、酒盃、平鉢、深向付など52点。

これほどの量の魯山人の作品を一度に見るのは初めて。見応え十分で、心ゆくまで堪能できた。

アンリ・ルソーに代表される「素朴」な画家たち、アンドレ・ボーシャン、カミーユ・ボンボワや、旧ユーゴスラビア、ハイチの素朴画家たちの作品も素晴らしい。

久永強のシベリア抑留の強制労働を描いた悲惨な作品群には胸が痛む。

退館する頃には、たくさんの人たちが入って来た。

満ち足りた気持ちで帰路につく。

 

 

 

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