大阪の盛夏の風物詩

      2019/09/16

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

 

 

大阪では、朝6時前からクマゼミが一斉に鳴き始める。夏の盛りの到来を告げる大合唱である。

クマゼミは体も日本で一番大きいが、鳴き声もまた日本一大きい。それが周辺の樹々で一斉に鳴くのだから、その総和としての声の大きさは半端でない。大阪の風物詩と言ってよい。

小学校まで関東で育ったが、羽の透き通った大型のセミは、手の届かぬ憧れの対象で、捕らえるどころか樹の高い所で鳴くその姿を見ることも難しかった。中学以降住んだ博多でも同じだったと記憶している。ミンミンゼミである。ミーンミーンと鳴き方にも風格があった。クマゼミはワシャワシャとただ騒々しいだけ。

クマゼミは、大阪ではそこたらじゅう無数にいて、しかも樹の低い所で鳴くので、手で簡単に捕らえることができ、大型のセミに対する憧れはあっけなく消えた。

クマゼミも暑さは苦手らしく、日が昇るに従い大人しくなる。先日投稿した木陰で休む図である。

昨日、東北南部も梅雨が明けた。梅雨明け10日、暑さの盛りを無事に乗り切りたい。

球根が残っていたのか、庭の日日草の脇にピンク色の大きな花(ゼフィランサス)が、今朝、開いた。

 

 

 

 

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