四国・初春の小さな旅
2023/07/29
2月6~7日、春の気配を求めて四国3県を巡る1泊2日のバスツァーに参加した。
写真主体の旅行記をお届けする。
鳴門海峡を見下ろす展望地。大鳴門橋を見るベストポジション。うず潮の時間には早すぎて海峡は穏やかな流れ。
徳島県の西部、日本三大暴れ川のひとつ吉野川が2億年の時をかけて作り上げた美しい渓谷。遊覧船による紅葉狩りや迫力あるラフティングの川下りで知られる。
この日は緑青く透き通った水が静かに流れ、所々で岩をかんで白波をたてていた。時折り観光遊覧船が発着している。
大歩危峡から祖谷へ通じるトンネルを抜けると一面の銀世界。四国の山深い地は雪も多く、山や谷あいにはかなり雪が残っている。春まだきといったところ。
< スライドショー:大歩危峡観光遊覧船発着所(横3枚) >
< スライドショー:大歩危峡(横3枚、縦1枚) >
◆観光遊覧船
平家一族の哀話を秘める秘境祖谷渓にある野生のつる草を編んで造られた吊り橋。長さ45m、幅2m、水面上14m、3年毎に架け替えられる。
橋は2mの横木が12~3㎝くらいの間隔で渡してあり、隙間に足がはまりそうで怖い。かなり揺れるので両手で交互に手すりを伝いながら渡る。怖がって引き返す人、はじめから渡らない人もいる。
< スライドショー:祖谷のかずら橋(横5枚、縦4枚) >
落人たちが昔日の都の生活を偲びながら滝の下で琵琶を奏でつつ慰め合ったという、平家伝説の残る落差50mの「琵琶の滝」がすぐそばにある。
< スライドショー:琵琶の滝(縦2枚) >
龍頭岬から龍王岬の間にある弓状に広がる海岸で、月の名所として知られる。坂本龍馬が郷里の土佐のなかで最も愛した場所。
< スライドショー:桂浜(横2枚)、桂浜 龍王岬(横1枚) >
像の高さ5.3m、台座を含めると13.5m。昭和3年(1928)、龍馬を慕う地元の有志により建立。太平洋を見つめて立っている。
< スライドショー:坂本龍馬像(縦2枚 >
御朱印わんだーらんどで紹介。神域に入った桜馬場の参道に紅梅がたくさんの花を咲かせていた。
旭社、御朱印わんだーらんどで紹介できなかった内容を追記する。
銅板葺総欅造り二重入母屋造りの荘厳な建物で、天保美術の粋を集めた華麗な装飾が今も残る。江戸時代、清水次郎長の代参で訪れた森の石松が、その美しさに御本宮を観ずに帰ってしまったという逸話が残る。
◆金刀比羅宮本宮拝殿