【060】金刀比羅宮

      2023/07/29

 

  koya tanaka 田中 功也

【060】

◆こんぴら参道
◆ここから先は神域
◆本宮拝殿

左)石段133段目に立つ、一之坂の鳥居、中)365段目 大門、右)神仏習合以前は金堂だった旭社

◆本宮拝殿

左)本宮御祭神大物主神の后を祭る三穂津姫社、右)旭社(下り)

 
 【060】金刀比羅宮/香川県仲多度郡琴平町892-1

 

香川県西部琴平町象頭山の中腹に「讃岐のこんぴらさん」として知られる「金刀比羅宮」が鎮座している。

創建は神代と伝わり、大物主神を瀬戸内海の守護神として、また、中世は神仏習合の金毘羅大権現を祭り、古くから海上守護、漁業、農業、殖産、医薬の神として多くの人々に信仰されてきた。

この大物主神と崇徳天皇をご祭神とする本宮まで785段の石段を上がる長い参道がある。

365段目水戸光圀の兄松平頼重から寄進された大門までは商店で賑わい、その先の神域には寄進された石燈籠が参道脇に並ぶ。

500段目くらいの所にはカフェがある。

賢木門をくぐり、133段の御前四段坂を経てご本宮に辿り着く。

急で高さのある石段も多く、借りた竹の杖に何度か助けられる。

休憩を兼ねて写真を撮りながら、麓から40分。登りきった時にはさすがにホッとする。

途中で断念する人も多いと聞く。

本宮横の展望台からは、讃岐平野や讃岐富士が一望のもと。

7日は、雨の予報がでていたが、幸い参拝中は一滴の雨も落ちて来なかった。

汗が引き、御朱印をもらう頃には寒くなって上着を着る。

下りは30分。まだ体力が残っていることが確認できた参拝であった。

江戸時代には、多くの人がこんぴら参りで訪れ、犬が飼い主の代わりに参拝する風習があり、こんぴら狗と呼ばれた。

 

 

 

 - 御朱印わんだーらんど