12月最初の日曜日、近所の公園をウォーキングしていてトウネズミモチの実が紫黒色に熟しているのが目にとまる。太陽の光を受けてつややかに輝いている
中国中南部原産で、明治初期に渡来した帰化植物。関東以西に分布するモクセイ科の常緑樹。
在来のネズミモチと区別するため中国を意味する「唐(とう)」を冠してトウネズミモチという。
果実を干したものは女貞子という生薬で、強壮剤として用いられる。
都市部を中心に公園緑化樹として利用されているが、近年、鳥による糞害が拡大、問題になっている。
実は僅かな甘さと苦みがあり、野鳥が好んで食べるので厄介である。なお、人も食べられるという。