近江神宮の後に、ライトアップした紅葉の名所として名高い石山寺の開門時間(17時30分)迄の時間潰しに、途中の「膳所(ぜぜ)城跡公園」で、綺麗な紅葉や、琵琶湖の東西を結ぶ近江大橋の雄大な姿や、青空に映える琵琶湖を見たりしたが、それでも時間が余ったので、喫茶店でお茶をして時間潰しをした後、石山寺へ移動したものの、なんと通常の駐車場が満車のため、孫達は700mも離れた臨時駐車場迄行くことになり、老人は石山寺の入口の「東大門」で孫達の到着を待った。
石山寺は、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の右岸にあり、天然記念物の珪灰石(石山寺珪灰石)の岩盤の上に本堂が立っており、これが寺名の由来になっている。
「石山寺縁起絵巻」によると、747年に、聖武天皇の発願により東大寺別当の良弁が、聖徳太子の念持仏であった如意輪観音をこの地に祀ったのがはじまりとのことである。
石山寺は、「枕草子」、「蜻蛉日記」、「和泉式部日記」など多くの文学作品に登場し、また「更級日記」の著者も参詣しており、「源氏物語」の著者・紫式部が八月十五夜の名月の晩に詣で、「須磨」、「明石」の巻の発想を得たとされて、本堂には写真のような「源氏の間」が造られており、今回の紅葉のライトアップでも、写真のように源氏物語画帖の巻数と巻名を紙灯籠に印したものが綺麗に飾られていた。
紅葉のライトアップは、「わ~綺麗」と異口同音に皆から声が出る素晴らしさであり、御朱印の紹介が目的の今回は一部写真の紹介に留め、詳細は「コラムの広場」で別途紹介したい。