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ドクター順子の人生処方箋 Vol.2

      2016/12/30

森 順子

前回は「脳のアンチエイジング」という内容で書きましたが、では、脳の加齢速度をどうやったら遅くできるのか? 脳の若さを保つにはどうしたらいいのか? 今回のテーマです。

よつば

脳の若さを保つコツ――私の場合

私は現在、医療系専門学校の非常勤講師として火曜から金曜の間、1時間半の講義を7つ受け持っています。相手は看護師、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師など、将来は医療系の職に就く学生たちで、その年齢は18歳から40歳代後半まで幅広い年齢層、もちろん私から見れば子供や孫の年齢ですが、国家試験合格をめざして日々頑張っている連中ばかり、ヤワな若者ではありません。年齢相応に見られたことが無い(?)私にとっては、このような活気ある若者たち相手の日常がアンチエイジングの一番の秘訣になっているようです。

口の悪い連中は、若い男性のエキスが効果あるのでは?なんて言いますが、講義日には私なりに‘気持ちの張り’を持って出かけます。「今日は講義に何を着ていこうか」、1日のスタートはまずこの悩みから始まります。ジーパンなどラフな格好はもちろんしません。毎回、同じ格好もできるだけしないよう努めています。いい加減な講義はしたくない、緊張感を持ってつねに真剣勝負(ちょっと大げさか?)で立ち向かっている顕れとして、自分の気持ちを引き締めるためにも、ある程度の‘けじめある服装’は大事だと思っています。

今日は何を着ようか、など些細なことでも‘脳’を悩ますということは、若さ維持にも十分役立ちます。それに何と言っても、学生たちはよく観察しています。「先生、カッコイイ!」、「また、髪型を変えたんですか?」、などなど。黒板(白板)に向かって板書している時はまさに学生の視線が後ろ姿に集中、常に視線を感じているわけです。

よつば2

いつも「異性」の視線を意識して!

この、他人から見られる、他人の視線を意識するということは、アンチエイジングに最も重要なことではないでしょうか。特に「異性」の視線を意識すること、これは非常に効果があるようです。他人の視線を意識すれば、当然身だしなみに気を使うし、おしゃれもしようかという気にもなる、そしてそれがきっかけで異性との付き合いが始まるかも?! アンチエイジングのもっとも手っ取り早い方法は‘恋をすること’だそうですよ! ということで、おしゃれは若さ維持の一番の秘訣!ですね。

シニアのおしゃれ-2

‘おしゃれ’、決して特別な‘よそ行き’の恰好をするということではないし、また、女だけの特権でもありません。ヨレヨレのかっこう? しわくちゃのシャツ? ジャージ姿? 家でも外出時でも同じ格好? ステテコ姿やランニングシャツでコンビニへ? などやっていませんか? いつも、どこかで、誰かに視られている、これを常に心にかけ、意識したいものです。

実は最近、マンションのエレベータの中で「なんと素敵な恰好でしょう」とロマンスグレーの紳士から声をかけられ、1日中、ルンルン気分でした。残念ながら‘恋’には到達しませんでしたが、脳の快感体が間違いなく刺激されました。

脳の快感体、これは脳の大脳辺縁系というところにあります。大脳辺縁系の中にはこの快感体と不快感体という領域があるのですが、その広さは圧倒的に快感体の方が広く、その分、たくさんの神経細胞が存在しています。だからこの快感体が刺激されることは結果的に脳の興奮、すなわち、脳全体の活性化にも大きく貢献するわけです。

よつば2

若さが甦る手つなぎ効果

また、脳には大脳皮質という、特に人間で非常に発達している領域があり、ここの神経細胞は‘触れられた’などの皮膚感覚を感じる神経細胞や、「運動しなさい」という命令を出す神経細胞など、その役割が決まっており、大脳皮質の中での存在場所も決まっています。言い換えれば、手、指、顔、鼻、舌、唇、足といった身体の各部分に応じた役割を担う神経細胞が規則的に配置され、また、その細胞数は‘指や唇’といった、敏感に感じる部位、細かな運動を行う部位ほど多く存在し、広い領域を占めています。

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てをつなぐ3

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例えば、スキンシップ、皮膚や指が触れられることによって、その部位の感覚を感じる神経細胞がビリビリっと興奮する、その興奮が脳全体の興奮へと波及し、まさに脳活性化ということになるのです。加えて、触られればこちらも反応した結果、相手の皮膚や指を触れ返したり、何らかの行動を示せば、それ自体が運動指令を出す神経細胞が興奮している証拠ですから、結果としウクレレてさらに脳全体の神経細胞の興奮、すなわち、脳の活性化が強まるわけです。

さあ、今からでもご夫婦やパートナー同士でいかがですか? スキンシップ! 手をつないで歩いたり、時にはキスも! 敏感に感じるところを刺激して脳の活性化を目指しましょう!

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手指を動かす趣味も効果大ふうふで

「そんなことは今更ねエ・・・」という方、手指を刺激して、脳を刺激する方法はいくらでもありそうですよ。男性は囲碁、将棋、マージャンなど最高だし、女性は料理、これは効果ありそうです。人それぞれ、私の場合はウクレレも。とにかく興味や関心を持って積極的に脳を刺激し、手指を動かすことが脳の活性化に大きな影響を与えることは間違いなさそうです。

今回の結論

1.他人の視線を意識しておしゃれをしましょう。

2.手指を刺激し、動かし、脳活性化に努めましょう。

少しは参考になったでしょうか?

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