カンちゃんの思い出

      2018/02/22

 

 yoko tokushige 徳重 洋子

◆浅間山

 

 

カンちゃんとは10年ぐらい大の仲良しだったカラスのことです。

ネコ(野良ネコ)のエサをねらって日に2回、エサの時間に必ずやってきた。
車で帰ってくると門扉にとまり、エサをねだる。
雑草をとっているとエプロンのヒモを引っぱる。
誰もいないはずなのにとふり向けばカンちゃんだった。
犬のおやつをくちばしで空中キャッチ。なんと100発100中!そんな芸もみせた。

カンちゃんがヒマなときにはダイニングルームの前のもみじの木にとまり
「コンニチワ、来たよ」(もちろんカァカァ)と声をかける。

2014年2月、70センチの大雪の日、玄関のトイの掃除をするかの如く、
カラ松の落葉などたまったゴミを真っ白な雪の上に
規則的にポンポンポン…と落としてくれた。
まさに「カラスの恩返し」でした。
大雪を見るとそんなカンちゃんのことを思い出す。

しかしながら、昨今なんと「想定外の災害」が多いのでしょうね。

 

 

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