「潟州町青春記」風にいうと、福高時代のぼくの居場所は、文芸部、剣道部、そして総務部でした。「文芸部 青銅 あかね 研修科 随筆日誌 木曜句会」、「総務部は とおる ひでとし すみこくぼ ようこあんどう せいごで5人」と短歌にもじりましたが、これに「剣道部 素振り初段の 成果あり ひときわ目立つ キャプテンたかし」を加えます。素振り初段は、高校で剣道をはじめたぼくのこと、「たかし」は、すでに潟州町青春記に登場した下枝君です。
さて『「文芸部的初恋」のころ』のことです。これは、市丸さんの「春愁や 魂ゆらす言の葉に まだ会えずして はや夏立ちぬ」(2024年5月)に接したときに、老境の日常を詠んでもこれは難しいぞ、生涯で一番、センチメンタルでロマンチックな少年時代を想い起こしては、と思いついたのが動機です。この題で短歌連作を試みましたが、少年の魂はゆれていたとして、「魂ゆらす言の葉」は、やる気だけは認めよう、ということにしてください。