東京都庭園美術館を訪ねて

      2019/05/01

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

 

 

目黒にある都庭園美術館に着いたのは、12日の午後2時過ぎ 。
シュルレアリスムの流れをくみ、写真媒体を活用したフォトコラージュ作品によって、国内外に熱狂的ファンを獲得しつつある岡上淑子の「沈黙の奇蹟」展が開かれていたが、私の趣味には合わず、理解を超える芸術で、作品はさーっと流して行く。お目当ては朝香宮邸として建てられたアールデコ様式の本館の建物。1933年に建造され、重要文化財に指定された建物自体が美術品。展覧会で隠されている部分もあったが、十分楽しむことができた。

主な部屋の内装にフランスの著名なデザイナーが起用され、宮廷建築を担った宮内省内匠寮が手がけた邸宅は見事。展覧会で各部屋は写真撮影不可。
重文の茶室「光華」のある日本庭園も中々趣きがある。池を廻り、紅梅、桜、椿、白いつつじ、コブシ、沈丁花などの花々を愛でる。都心の公園で、残念ながら周囲から車の騒音が聞こえて来る。

この日も4月上旬の気温で、薄着でも汗ばむほどだった。

 

 

 

 

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