春のフランス花紀行⑪

      2022/09/01

◆ジャンヌ・ダルク教会のモダンな外観

 

 

救国の少女ジャンヌ・ダルクが19歳で火刑に処せられたルーアン

 

◆サンマクルー中庭

 10時サン・マクルー教会前を通り、10時5分サン・マクルー中庭へ。
 中庭はヨーロッパでも珍しい中世の大きな墓地の面影を残している。14世紀、ルーアンはペストで市民の4分の3が亡くなり、大量の遺骨を収容する建物がこの地に作られた。現在は美術学校として使われているが、中庭に面した木の柱の所々に骸骨や墓を掘る道具など死を象徴する彫刻が刻まれ、不気味な雰囲気を漂わせている。

サンマクルー中庭:スライドショー(横5枚)

◆大時計と旧市場

 10時40分には朝の散歩で訪れた町のシンボル大時計へ。光を浴びて1本針の大時計が金色燦然と輝いている。10時55分旧市場広場に出る。果物や野菜、魚介類が豊かに並ぶ。旬の白アスパラガス無造作に積まれている。

大時計:スライドショー(横4枚、縦4枚)

旧市場:スライドショー(横7枚)

 

◆ジャンヌ・ダルク教会

 11時、旧市場広場の一角にあるジャンヌ・ダルク教会へ。英仏百年戦争のさなかに突然現れた救国の少女ジャンヌ・ダルク。敗色の濃かったフランスを奇跡的な勝利に導いたにもかかわらず、魔女として断罪される。1431年5月30日、ここルーアンで19歳のジャンヌは火刑に処せられた。処刑場となった旧市場広場にはジャンヌ・ダルク教会が建てられ、悲劇を偲ぶ人々の参拝が絶えない。
 教会とは思えぬモダンな外観の建物。サン・ヴァンサン教会から移された16世紀の大きな窓いっぱいのステンドグラスは、見応えがある。

◆ジャンヌ・ダルク処刑場の碑

◆ジャンヌ・ダルク教会のモダンな外観

ジャンヌ・ダルク教会の内部とステンドグラス:スライドショー(縦2枚、横4枚)

◆ジャンヌ・ダルク像

 

◆旧市場広場を囲む木組みの家と旧市街

 広場を囲んで木組みの家々が建ち並ぶさまは、おとぎの国のようで見とれてしまう。歩行者天国のブティックで、洒落た夏用の布製のバッグを手に入れた妻はご機嫌。

旧市場広場を囲む木組みの家:スライドショー(横2枚、縦1枚)

旧市街:スライドショー(横5枚)

◆(左)ブティック、(右)妻が買い求めた布製のバッグ

 11時50分、レストランへ。歩き回って渇いたノドに冷えたビールが美味しい。テリーヌや魚の昼食にも満足。

昼食のレストランと昼食:スライドショー(3枚)

- 春のフランス花紀行⑫へ続く -

 

 

 

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