新日本歳時記/寿禄会版・辛夷(コブシ)

      2023/02/20

◎今日の一枚/ふくらみ始めた辛夷の花芽

◆ふかふかの毛皮のおくるみで包まれたような花芽は、またの名を"春待ち芽"というらしい。

 辛夷は全国各地の山林や日の当たる原野に自生するモクレン科の落葉広葉樹。開花は3月下旬~4月上旬で桜のソメイヨシノより早い。蕾は銀色の毛を持つ3枚の「萼片」で覆われており、葉が展開する前、小枝の先に直径6~10センチほどの白い花が1輪ずつ咲く。
 辛夷には「田植え桜」「種まき桜」などの別名があり、その開花が農作業の目安にされていたことがうかがえる。辛夷がたくさん咲いた年は豊作になるという言い伝えがある。

撮影者

田中 功也

 17日の土曜日、朝10時前、氷雨降るなか傘をさして散歩に出る。いつの間にか辛夷の花の芽がふくらみ始めている。1時間も歩くと汗ばんでくる。年賀状も書き終え、昨夜で予定の忘年会はすべて終わった。残る2週間、歴史講座を1つ残すだけとなった。庭の手入れなどして、のんびり過ごすことにしよう。

撮影日

2022年12月17日

撮影場所

大阪府和泉市

 

 

 

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