ホーム > 短歌 > 寿禄短歌の会・黒川勝利(9)◎余花の雨の候 2025/04/14 岡山の市街地と我が団地とを隔てている山を半田山という。京都の東山とは比べようもない小さく低い山だが、「布団着て寝たる姿」という形容詞が当てはまりそうなくらいに、なだらかに横に長く伸びており、書斎の窓から見える四季折々の風景は心を和ませてくれる。そして今はもちろん桜である。 ◆書斎の窓からの眺め/半田山 「酒なくて何の己が桜かな」という俳句(もしくは川柳)に共感する人は少なくないだろう。私ももちろん…と言いたいところだが、医師の指示で現在は禁酒中。しかしながら、桜へ寄せる気持ちに変わりはない。 話変わって、3月中旬の我が庭の主役はハクモクレンであった。その純白の花はまことに見事であった。添付の写真は、その花びらのほとんどが散ってわずか三輪ほどが残っていた3月31日の撮影であるが、それでもなお、女王然として他の木や花に君臨していた。 そのすべてが散ってしまった今、我が家の庭ではビオラ、アネモネ、チューリップ、水仙、アイリスなどが美を競っている。その中で主役を選ぶとすれば、やはりチューリップであろうか。 ◆ハクモクレン ◆チューリップ ◆白や紫の花 - 短歌 黒川勝利