猪猟が解禁となって1ヶ月の12月11日、兵庫県の丹波篠山にぼたん鍋を食べに行く。
慶長14年(1609)に開業して409年余、昭和54年には浩宮殿下(皇太子)が宿にしたという由緒ある旅館近又(きんまた)に2ヶ月前に予約。かつては近又楼を名乗っていた。JR大阪駅から丹波路快速で1時間7分で篠山口へ。神姫バスに乗り継いで17分、近又は篠山市の中心部二階町にある。近隣にはぼたん鍋を食べさせる店が軒を連ねている。
ぼたん鍋の由来は、皿に盛った形で「牡丹の花」に似ているから名付けられたと思われているが、民謡の「篠山小唄」に出てくる「ぼたん鍋」という言葉から、近又の主人が「牡丹の花」の形に並べて客に提供したことから全国に広がった。