大伯皇女は、天武天皇の皇女で、伊勢神宮の斎宮を務めていたが、弟の大津皇子が突然単身で現れ、あわただしく大和に戻る時の歌である。
父天武天皇の殯の時で、皇位継承に絡む謀反の疑いを懸けられ、死を覚悟しての伊勢行き・姉との最後の別れ、だったと思われる。
※私の想像も入っているので、詳しい人、教えて下さい。
大和に戻ってほどなく、皇子は死を賜り、二上山(ふたかみやま)に葬られた。
その二上山は大阪平野の南東の端にあり、大阪と奈良を隔てる、500mクラスの山波の中にあるが、同じく大阪平野の北の端にある我が家から30kmを隔てて臨むことができる。