【042】新義真言宗総本山・根来寺

      2020/05/17

 

  koya tanaka 田中 功也

【042】

◆大門

◆大塔と大伝法院

◆聖天堂

◆大伝法院

◆大塔と大伝法院

◆大塔

◆大塔

◆奥の院

◆名勝庭園

◆本坊

◆鐘楼門

 

 

 

 

 

 【042】新義真言宗総本山・根来寺/和歌山県岩出市根来

 

13日、和歌山県岩出市にある根来寺へ。梅は既に散り、四囲は、まさに「山笑う」。満開に近い山桜が白く霞んでいる。

根来寺は、長承元年(1132)高野山に開かれた大伝法院を始まりとする新義真言宗の総本山。開祖は興教大師。13世紀になり新義教学が確立。15~6世紀には全国から学問を志す僧侶が集まる大寺院として繁栄したが、天下統一を目指す豊臣秀吉と対立。天正13年(1585)、大塔などの主要伽藍を残して全山焼失する。

江戸時代に、徳川家の外護のもと復興への道を歩む。中世の佇まいを遺す36万坪の境内は、平成19年に国指定史跡になった。

広大な境内には、本尊の重文・大日如来を祀る本堂の大伝法院、弘法大師を祀る重文の大師堂、常光明真言殿、聖天堂、行者堂、名勝庭園、奥の院、大門などが点在している。

中でも高さ40㍍、天文16年(1547)創建の国宝・大塔は、真言密教の教義を形の上で端的に表したもので、真言宗では「金胎不二」の精髄を示す塔として最も重要とされる。

日本最大の多宝塔の大きさには圧倒される。

春の暖かさに包まれた心地よい散策を終えると、近くの古民家カフェレストランへ。寺にはほとんど人がいなかったが、昼どきのレストランはたくさんの客で埋まっていた。

 

 

 

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