上野公園の一画にある黒田記念館が今、一般公開されている。年に3回、2週間。春は4月7日まで。無料で黒田清輝の名画が堪能できる。
公園にある他の美術館前はどこも開館待ちの行列ができているのに、黒田記念館はひっそりしている。観に来る人はちらほら。
重文の「湖畔」(明治30年)、「智・感・情」(同32年)、「舞妓」(同26年)の他「読書」(同24年)や「花野」、「桂太郎」などの肖像画、師のラファエル・コランのデッサン、油彩画も心行くまで鑑賞できる。
現物を観たことがなかった黒田清輝の作品を間近に見つめて、撮影もOK。至福のひとときを過ごす。