3月30日、皇居乾通りの桜の通り抜けが始まった。9時の開門前に行ったが、冬の寒さに降りそうな雲り空にもかかわらず、既に長い列が出来ていた。セキュリティ・チェックを受けて坂下門へ。
皇居乾通り一般公開は、2014年に天皇陛下の80歳の傘寿を記念して初めて行われ、以後、春の桜の時期と秋の紅葉の時期に行われている。
皇居坂下門から乾門の間の「乾通り」並木道の両側には、ソメイヨシノ、サトザクラ、シダレザクラ、ヤマザクラ、ヒガンザクラなどが植えられていて、桜並木の通り抜けを楽しむことができる。コースは、皇居南側の坂下門から入り、宮内庁庁舎前を通って北側の乾門までの約750メートルを一方通行で通り抜ける。
桜は並木というほどではなく、ポツンポツンと立っているという感じ。大阪造幣局の八重桜がみっしりと並ぶのとは対極にある。あっさりと淡白で、いかにも春の日本の風景といった感じ。多くの外国人も満足したのではないだろうか。