7日(日)は1日雨が降り続き、風が吹き荒れた。
8日も夜明けまで強い雨音がしていて気をもんだが、出発する6時前にはあがっていた。
強風で湖西線が通れず特急が40分遅れて、予定の北陸新幹線が1本後になるトラブルはあったが、昼に富山着。
バスで長野県白馬村に向かう。途中寄った越中境のPAには芭蕉の句碑があった。
” 一つ家に遊女も寝たり萩と月 "
清流姫川は大雨で茶色く濁った奔流に。
房状に白いたくさんの小さな花をつけたアカシアの木々が車窓を過ぎる。
水が張られた広大な水田に家々や墓地が浮かぶ。
時々雨がフロントグラスを濡らし、雲が低く垂れこめていたが、ゴンドラリフトで標高1298mの岩岳山頂テラスに着く頃には一気に青空が広がり、北アルプスの白馬三山、白馬岳2932m、杓子岳2812m、白馬鑓ヶ岳2903mが姿を現し、絶景を堪能する。
寒いくらいの気温に、テラスで飲む熱いコーヒーは格別。
後立山連峰にある白馬三山は、富山県と長野県にまたがる3つの山の総称。
中部山岳国立公園に指定され、白馬岳は高山植物が豊富で花の百名山に選定されている。
白馬村のリゾートホテルでの夕食。
長野県産の白ワインの美味しさに驚く。
箸で食べるフランス料理のフルコースも絶品。
庭からも白馬三山が望め、大満足の旅行初日だった。