友人に勧められ3月1日、大阪なんばの百貨店へ。リー・ダークス(米・サンタフェ)が収集した浮世絵版画コレクション展を観る。
浮世絵の祖・菱川師宣、美人画の鈴木春信や喜多川歌麿、役者絵の東洲斎写楽、そして葛飾北斎や歌川広重など、浮世絵史を代表する絵師たちの作品が会場を埋め尽くしている。保存状態がよく、今、摺り上がったばかりかと思うほどの鮮やかな色彩。希少な初摺りも何点か含まれている。
中でも、世界に3点しか現存していない北斎の代表作「風流なくてなゝくせ遠眼鏡」や歌麿の最高傑作「歌撰恋之部 物思恋」、写楽の「中島和田右衛門のぼうだら長左衛門と中村此蔵の船宿かな川やの権」は素晴らしく、いずれも初めて観る作品。
北斎の「神奈川沖浪裏」などの富岳三十六景、広重の「亀戸梅屋舗」などの名所江戸百景はどれも素晴らしく、作品の前に声もなく立ち尽くす。ただただ圧倒的迫力と芸術の高みにひれ伏し、江戸の名品を堪能した1時間であった。友人に感謝!