武蔵野散策

      2018/10/21

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

 

 

 

 

 久し振りに孫たちの顔が見たくなり、小学5年生の授業参観と高校の文化祭を見に上京した。

 9月8日の東京は33℃の厳しい残暑。移動に難儀する。午後、高校のある武蔵野の一角を歩く。白露のこの日、ススキが白く輝き秋がそこまで来ているのを感じる。道端の木陰に国木田独歩の小説「武蔵野」第6章の冒頭の一説が刻まれた文学碑を見つける。

 溌溂としたたくさんの高校生に交じり、力作揃いの展示や演劇を観、吹奏楽部の演奏を聴き、若人のエネルギーに圧倒される。54~5年前の福高時代に戻ったような錯覚に捉われ、力が漲ってくるのを覚える。孫の成長を目の当たりにした嬉しい一日だった。

 

 

 

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