5月も中旬に入った12日の早朝、ほんの数日前まで薄い黄緑色をしていたヤマボウシの小さな花が、純白の立派な花になっていた。
しかも今年は、ハナミズキ同様例年になく花の数が多く、これからしばらく楽しませてくれそうである。
ヤマボウシ(山法師)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
花は6~7月に咲き、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、その外側に大形白状の総包片が4枚あり、花弁のように見える。
果実は9月頃赤く熟し、直径1~3㎝で球形。食用になり、果実酒にも適する。
本州から九州、朝鮮半島、中国に分布する。街路樹や庭園樹、公園樹として用いられる。近縁にハナミズキ(アメリカヤマボウシ)がある。