ホーム > 歳時記 > 新日本歳時記/寿禄会版・百日紅 2024/08/13 ◎今日の一枚/100日間咲きつづける百日紅 原産は中国、ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で、木の幹が猿も滑ってしまうくらいツルツルしていることからこの名があります。生長すると2~10mほどの高さになり、初夏から秋にかけてピンク・紅色・紫・白といった、ちりめん状の可憐な花を咲かせます。生命力にあふれ、新梢を伸ばしながら枝先に花芽を作って、次々と花を咲かせるため、庭園や公園の植栽として長い期間花を楽しめるのが特徴です。 ※編集部 炎天の 地上花あり 百日紅 【高浜虚子】 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅 【加賀千代女】 撮影者 田中 功也 8月9日の大阪は今年22回目の猛暑日。37℃を記録した昼過ぎ、歴史講座受 講のため駅へ向かう。日傘をさしてもあまりの暑さに引き返そうと思ったほど。熱中症警戒アラートが出たら休講にすべきではないかと考える。受講者の大半が後期高齢者なのだから。それでも元気な人がたくさん聴きに来ている。 居酒屋で気の合った仲間と飲む冷えたビールで生き返る。2時間ほどで帰途につく。まだ十分に明るい。公園のピンクの濃淡2種の百日紅が目に鮮やかに咲いている。まだまだ盛夏が続く。 撮影日 2024年8月9日 撮影場所 大阪府和泉市 - 歳時記 田中功也