岡山市のマンホールnew

   

 

  

  katsutoshi kurokawa 黒川 勝利

 

 田中さんが投稿されている堺市の「マンホール・シリーズ」に便乗して、岡山市の駅前や繁華街で用いられている図案入りマンホールを紹介します。堺市のマンホールほど芸術的的でも多様性に富んでいるわけでもありませんが、これはこれで素朴な味があるのではないでしょうか。

 

 

 

 

A. 岡山の売り物は桃太郎ときびだんごということで、マンホールの絵も桃太郎関連です。なかでもこれが一番よく見かけるように思います。猿、犬、雉をお供にした桃太郎の絵の定番です。

 

 

B.Aのカラー版です。

 

 

C.この水道局のマンホールの蓋は少し小さめです。

 

 

D. ホースで消火作業中の消防士桃太郎。どうやら消火栓マンホール専用の絵のようです。

 

 

E. かわいい顔をしているけれど、これは桃太郎ではなく鬼=温羅 (うら)です。

 岡山の伝承では桃太郎のモデルは吉備津彦、鬼のモデルは温羅とされています。
  温羅の一族は百済の皇子の出らしいが、暴虐を働いて民を苦しめたということで大和朝廷が派遣した四道将軍の一人である吉備津彦によって討伐され、その首は吉備津彦を祭る吉備津神社の御竃殿の竈の下に埋められている、というのが伝承のあらましです。
  おそらくは古代の吉備地方を支配していた有力豪族で、大和朝廷によって滅ぼされたのでしょう。
  因みに、吉備津神社から徒歩一時間ほどの造山古墳は、日本古代の古墳の中で大和朝廷の仁徳、応神、履中天皇陵に次ぐ第4位の規模の前方後円墳で、古代吉備政権の勢力がかなり大きかったことを物語っています。
  同様に大和朝廷によって滅ぼされながらも、出雲ではその後も大国主の命が出雲大社の祭神として崇められているのに、吉備の溫羅は祭神の座を征服者に奪われ、鬼として竈の下に封じられている。かわいそうですね。

 
F. しかしながら、夏の岡山を盛り上げるのは勝者の吉備津彦=桃太郎ではなく、敗者の温羅に扮した若者たちの「うらじゃ踊り」です。このマンホールの絵はそのうらじゃ踊り参加者たちを描いています。もっとも、コロナ・ウィルスのためにこのお祭りも2020年、21年と中止になりました。

 

 

 

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