寿録短歌の会 黒川勝利(7)◎処暑の候new

   

 

 数年前、四国に住んでいた叔母が入院し見舞に行った時に「子供の頃に遊んだ貴船神社の写真が欲しい」と頼まれた。貴船神社と言えば京都の神社しか知らなかったのでネットで調べてみると、同名の神社は全国に存在するが、福岡県にもっとも多く、その一つが宇美町だった。そこで次に宇美町に行った機会にその貴船神社に足を運んだ。大谷のバス停からすぐで、徒歩4分の距離だった。

 ぼくも小学校に上がるまでは大谷に住んでいたのだから、思えばこの神社の境内や周囲で遊んだこともあったはずだ。しかし、境内に立って周囲を見回してもまったく記憶がなかった。その存在さえ忘れていたのだから当然か。とはいえ、こじんまりした落ち着いた感じの神社で、叔母が病床で懐かしんだ気持ちは分かるような気がした。

 

 8月に入ってまもなくの夕方、くらっときた。そして頭痛、吐き気、目まい。これが翌日まで続いて1日半寝込んだ。コロナかと思ったが熱は出なかった。なので明らかに単なる熱中症。
 熱中症は多分これが初体験だ。連日の暑さで新聞、テレビでも警告が続いているので、まったく無理はした記憶がない。それなのに…やはり歳のせいか、それとも地球温暖化で暑すぎるのか。

 

 最後に、近況報告的短歌をもう一首。

 

 

 

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