奈良ホテル

      2020/03/24

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

◆奈良ホテル本館玄関と本館

◆冬枯れの奈良公園と荒池

◆飛鳥山の上に立つ奈良ホテル

◆荒池越しに見る奈良ホテル

◆奈良ホテル本館玄関

◆奈良ホテル本館玄関

◆夕暮れの奈良ホテル

◆夕暮れの奈良ホテル

◆平成の大時計

◆平成の大時計

◆アインシュタイン博士の弾いたピアノ

◆茶粥の朝食のイラスト

◆朝食

◆大階段

◆花嫁」上村松園

◆和風シャンデリア

◆和風シャンデリア

◆吹き抜け格天井

◆鳥居とマントルピース

◆擬宝珠

◆銅鑼

 

 

1月30日、猿沢の池にほど近く、奈良公園内の豊かな緑に囲まれた「奈良ホテル」に宿をとる。大阪に住んでいると奈良市内に泊まることはない。泊まるのは、福高の修学旅行以来である。

「関西の迎賓館」と呼ばれ、アインシュタイン、オードリー・ヘプバーン、ヘレンケラー、バートランド・ラッセルやベアトリクス女王、ニクソン大統領をはじめとする各国首脳、王族や国内外の著名人が多数宿泊している。日本の皇室の方々も皆、何回も利用される名門中の名門ホテル。私たちは、傾斜地を生かす「吉野建て」を用いた新館に泊まる。

和洋の食事も何とも美味しく、日本の食の素晴らしさを堪能する。朝食は、緑茶仕立ての茶粥に焼魚、焚き合わせの煮物、湯葉と餅に生姜風味のあんの蒸物、自家製の佃煮やサラダなど五種盛の取肴、自家製の胡麻豆腐の猪口、奈良漬と月ヶ瀬小梅の香の物それにみそ汁で、奈良の食を満喫。

食後、館内を巡る1時間のツァーに参加し、万葉の華やぎを感じる華麗なクラシックホテルの美術品や調度品の数々を鑑賞。

吹き抜け格天井、大階段、擬宝珠、上村松園の「花嫁」、鳥居とマントルピース、欄干、平成の大時計(平成2年天皇の即位の折に、記念に設置。両陛下ともお聞きになられた)、スチーム暖房、アインシュタイン博士のピアノ(1922年に滞在した際に演奏したピアノが当時の場所に置かれている)、銅鑼(食事の時間を伝えるために使用)、和風シャンデリア(釣灯籠を模した珍しい和風のシャンデリア)、スタインウェイのピアノ(ドイツ製グランドピアノで、自動演奏装置もついた珍しいもの)、「山水(色紙)」竹内栖鳳、「団扇画」横山大観・川合玉堂、創業当時のレジスターブック、特別食器とグラス等々。1909年創業当時からの様々な歴史が分かって面白い。

広大な庭も楽しんで、10時過ぎチェックアウト。奈良公園周辺の散策に出かける。

 

 

 

 - 寿禄会インスタグラム