雲ひとつない快晴の31日、信州小布施の北斎博物館を訪れる。
80歳代半ばの葛飾北斎(1760~1849)が、小布施の豪農商・高井鴻山の招きを受け逗留。
地元の祭り屋台天井絵、東町(龍図・鳳凰図)、上町(男浪図・女浪図)のほか、岩松院大間天井絵(鳳凰図)を描いた。
北斎は90年の生涯で、美人画、花鳥画、風景画など多くの作品を残している。
青年、壮年、老年期と画業の変遷がうかがえる。
北斎館は昭和51年11月に開館。二基の祭り屋台のほか、長く受け継がれた肉筆画、版本や錦絵など、北斎の画業を広く観ることができる。
休日とあって小布施の町にはたくさんの人が訪れて、古い街並の散策や、名物の栗の菓子の買い物を楽しんでいる。
朝方4℃と冷え込んだが、日が上ると暑いくらいだった。