京都迎賓館を参観

      2019/03/11

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

◆藤の間

 

 

 

 

29日午後、京都迎賓館を参観。ガイドの案内で1時間ほど、
聚楽の間、夕映えの間、藤の間、桐の間、庭園を観て回る。
東京赤坂の迎賓館とともに国公賓などの接遇の場として、現代和風の創造を
目指して設計された。
平成17年2月竣工。築地塀がめぐり、建物は入母屋造り、数寄屋造りの
和の意匠で整えられている。

◆京都御所築地塀

◆京都迎賓館全景

◆京都迎賓館玄関

◆迎賓館の正門

◆玄関扉 樹齢700年の
欅の1枚板を使用

各部屋には、伝統的技能の技が活かされ、その一つひとつの説明に感嘆の声が漏れる。
藤の間、舞台扉の截金(きりかね)、
桐の間、全長12メートルの漆の一枚仕上げの座卓、座椅子の蒔絵。
夕映えの間、京の東にそびえる比叡山を照らす様を描いた「比叡月映」、
京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照」の綴織りの
素晴らしさには声もない。
藤の間の壁面装飾は、横16.6メートル、縦3.1メートル、
綴織りの技法で製作されていて色彩とスケールは圧巻。

◆廊下

◆廊下の行灯

◆聚楽の間

◆聚楽の間の
花籠(竹工芸)

◆夕映えの間

◆夕映えの間

◆桐の間

庭園の、大きな錦鯉が泳ぐ広大な池は周りの建物に融けあうように配置され、
舟遊びを楽しんでもらう和舟が一艘繋がれている。

◆庭園

◆廊橋

◆庭園(池)

◆庭園(池)

日本の技と芸術の素晴らしさに酔いしれたひと時であった。
庭の片隅には先日の雪が溶け残っていた。

 

 

 

 

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