万葉集から演歌まで 好きな詩・短歌・俳句・歌詞を教えて下さい。  ( 025 アニーローリー ) ( 026 万葉集 東唄 )new

      2021/10/26

白水 秀俊

 

去る10月3日の福中・福高大同窓会で披露されたという、寿禄会の入学還暦の動画、懐かしく拝見しました。隣の石蔵酒造の黒塀に張り出された合格発表の中に名前を見つけて、これからの高校生活に対し胸膨らませる少年ではありました。

芸術では、音楽を選択したのですが、教科書の2曲目がいきなり愛の唄で高校生になったばかりの、私たちには、眩し過ぎて、特に、とこしえまで のところで、トーンが上がるところは、素直に歌えなかった思い出があります。

しかし今にして思えば、この歌が、我らが博多っ子純情の、序曲だったかもしれないとも思えます。

アニー ローリー 訳詞:堀内敬三 作曲:W.Douglas  編曲:Lady J.D.Scott 

 朝(あした)露置く 野の静寂(しじま)に
 いとしアニーローリー
 君と語りぬ
 とこしえまで 心かえじ
 誓いしアニーローリー
 わがいのちよ

 愛に輝く 君がまなざし
 誠こめたる 君がささやき
 とこしえまで とこしえまで
 忘れじアニーローリー
 わがいのちよ

このアニーローリーの歌とは、対のように思い出す、万葉集の東唄があります。
アニーローリーの作者は、貴族階級と思えるのに対し、東唄は、農民階級。
情愛の深さは、変わりませんね。

【現代語訳】

稲をつく農作業をするためにひびやあかぎれで、こんなに荒れてしまった私の手。今夜も、その手を取って、お屋敷の若様は可哀想にとため息をつくのだろうか。

ちなみに、福高で習った音楽の教科書の1曲目は
「花の街」 七色の谷を越えて 流れていく 風のリボン…という、これもいい曲だったと思いますが、どなたか教えて下さい。

【編集部注】

花の街  1947年 作詞:江間章子 作曲:團伊久磨 

 七色の谷を越えて
 流れていく風のリボン
 輪になって 輪になって
 駆けていったよ
 歌いながら 駆けていったよ

 美しい海を見たよ
 あふれていた花の街よ
 輪になって 輪になって
 踊っていたよ
 春よ春よと 踊っていたよ

 すみれ色してた窓で
 泣いていたよ 街の角で
 輪になって 輪になって
 春の夕暮れ
 ひとり寂しく 泣いていたよ

 

 

 

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