一
仇浪騒ぐ濁り世の 汚れを永久に宿さじと
春や昔の花の香に 結び置きけん友垣や
十七年の東風吹けば ゆかしく萌ゆる若緑
※二、三番略
四
友の憂ひに吾は泣き 吾が喜びに友は舞ふ
人生意気に感じては たぎる血汐の火と燃えて
染むる護国の旗の色 から紅を見ずや君
※五番略
この詩・曲を防大学生時代に覚えました。曲も良く四番が大変好きになり、直ぐ覚えて、よく口にして来ました。友人の結婚式でも歌わせてもらったことがあります。でも、誰から教わったのかが明確には記憶にないのです。多分、情操教育の狙いで配られた歌集の中にあったものだろうと思っています。
作者等は覚えないままでした。今回投稿しようと思い調べてみて、「旧制第一高等学校寮歌で、明治40年第17回紀念祭東寮寮歌」ということが分かりました。好きでたまらず歌っていたのですが、知ることが出来てよかったと思っています。ネットで検索すれば聴くことが出来ます。