ホイアンの南西40㎞にあるチャンバ王国の聖地ミーソンには、シヴァ神などを祀るために、7世紀の頃からレンガ造りの建物群が建てられた。今、70棟を超える遺構が草に埋もれている。
ベトナム戦争で王宮始め多くの建造物が破壊された。数少ない残存遺構からも往時の繁栄が偲ばれる。
山の向こうはラオス。ベトナム戦争ではホーチミン(サイゴン)に通じる道に米軍が枯れ葉剤を大量に撒いた。今もその後遺症が残る。
午後、ホイアンの旧市街へ。最も行きたかった所だが、観光地化が進み、来遠橋(日本橋)や世界遺産のフーンフンの家や近隣の建物に趣ある風情が残っているが、中国人街や日本人街はお土産屋、カバン屋等の店、カフェやレストランが立ち並び、様々な国々の人々が行き交う普通の街だった。
しかし、日が落ちて家々にランタンの明かりが灯り、ランタンを灯したたくさんの船、舟が行き交い、灯籠がながされると、一辺に情緒溢れる街に変身する。川沿いのレストランで、夜景を堪能しながら夕食を楽しむ。