ナンキンハゼの白い実

      2020/02/14

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

 

 

11日、朝のうち曇っていたが次第に雲が切れ、昼前には快晴に。

好天に誘われ午後早く、近くの公園へ散歩に。風がなく凧揚げの人はいなかったが、暖かい日差しを受けて、散歩やボール遊びを楽しむ人たちの姿がそこここに。

ナンキンハゼが小さい白い実をたくさんつけている。真っ青な空に白い実が映え、まるで白い花が咲いているよう。葉が落ちた後の冬場、白い実が枝先に残る。

ナンキンハゼはトウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木樹で、7~15メートルほどに成長する。寒さに強いことから、寒い地域などでは公園や街路樹でよく見かける。

中国の中南部が原産地で、種から蝋をとる有用樹として江戸時代に長崎を経由して日本にやってきた。

実は始めは緑色で、秋が深まるにつれ黒く熟し、寒くなるにつれて黒い実が3つに割れ、3個の白い種が見えてくる。

白い実は高カロリーの脂質を多く含んでいて、蝋の原料になる。

6~7月頃に枝先から穂状に黄色や黄緑色の花を咲かせ、秋は紅葉が美しい。

池畔に数輪の馬酔木(アセビ)の花を見つけて驚く。馬酔木は2~4月に咲く花なのだが、暖冬の影響か?

コブシの蕾もさらに膨らみを増してきた。

 

 

 

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