イカルの群れ

      2020/03/24

 

 

 koya tanaka 田中 功也

 

 

 

17日、阪神淡路大震災から25年。あの朝、激しい揺れに立っていられず、思わずしゃがみこんでしまった記憶は未だ鮮明に残っている。

この時期らしい寒さが戻って数日。午後から雨との予報に、朝のうちの散歩となる。

公園の片隅、人の入らぬ一角にたくさんのイカルが、盛んに餌をついばんでいる。

イカルは全長23㎝。体は灰色で、翼、尾、頭上は青味のある黒色。太く大きな黄色のくちばしで、堅い木の実や草の実を砕いて餌にする。日本各地で繁殖。奈良の斑鳩(いかるが)の里は、昔、イカルがたくさんいたことから名付けられたとの説がある。

その他、ふだん見ることのない冬の渡り鳥が、何種類も姿を見せる。鮮やかな色に機敏な動きが心地よい。心なしか雀の数が少し増えたようで嬉しい。

開いた梅の花の数が増え、白い雪柳も美しく咲いている。

 

 

 

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