17日午後1時過ぎ、滋賀県近江八幡市宮内町の日牟禮八幡宮に参拝。
近江の守護神として湖国の中心に祀られている。
JR東海道本線近江八幡下車、近江バス長命寺行きで八幡堀下車。
車では、名神高速「竜王」インターより15km。
午前中曇っていた空もきれいに晴あがり、少し寒いくらいだったが、爽やかな気候のもと心地よいお参りとなった。
御祭神は、誉田別尊、息長足姫尊、比売神の三柱。
第13代成務天皇が131年、高穴穂の宮に即位の折、武内宿禰に命じてこの地に大嶋大神を祀られたのが比牟礼の鎮座の始めとされる。
応神天皇6年(275)近江行幸の折、奥津島神社参詣。宇津野々辺に少憩され御座所を置かれた。
歳を経て仮屋の跡に日輪の形二つを見ることができ、祠を建て、「日群之社八幡宮と名付け」られた。
持統天皇5年(691)藤原不比等が参拝し和歌を詠んだことに因み、日牟礼社に改めた。
第66代一條天皇の勅願により、正暦2年(991)法華峰(八幡山)に社を建て、宇佐八幡宮を勧請して上の八幡宮を祀り、寛弘2年(1005)遥拝の社を麓に建て「下の社」と号した。現在の社は麓の社に相当する。
上下に社殿を整えた八幡さまは皇室の崇敬も篤く、また足利、徳川両将軍家を始め近江の守護佐々木六角氏以下武家においても、神事の退転を防ぎ、社領を寄進するなど、尊崇の実が尽くされた。
豊臣秀次の八幡城は廃城となったが、城下町は商人町として発展。近江商人の守護神として崇敬を集めた。
昭和41年(1966)神社名を日牟禮八幡宮と改称。
当神社には3月の左義長祭、4月の八幡祭の二大火祭があり、平成4年(1992)2月国選択無形民俗文化財に選定され、毎年盛大に奉納される。