21日、昔の会社の仲間6人と岐阜市を訪れた。コロナ禍で、宿泊旅行は3年振りか。
金華山山麓の岐阜公園からロープウェイで3分。山頂駅からかなり急な石段を7~8分、あえぎあえぎ登って天守閣へ。息も絶え絶え。脚力、体力の衰えを実感する。
好天に恵まれてたくさんの人たちが登閣してくる。70歳以上は無料。
天守閣からは360度の展望が開け、岐阜市内はもちろん遠く名古屋市の超高層ビル群や、木曽御嶽山、南アルプスなどが望める。まさに絶景。
岐阜城は、もとは稲葉山城といい、鎌倉時代の建仁元年(1201)二階堂行政により築城。
本格的に整備されたのは、戦国時代の斎藤道三の時代。
1567年、織田信長が稲葉山城の戦いにより、斎藤龍興から奪取し、本拠地を小牧山から移して、新たに城を造営した。
ここから天下布武、天下統一を行うという意味を込めて、山頂にある城や麓にある町などを「井口」から「岐阜」と改名したことにより、「岐阜城」と呼ばれることになった。
関ヶ原の戦いの前哨戦で西軍について落城し、慶長6年(1601)徳川家康により廃城。曲輪、石垣、土塁、堀切が残る。天守閣、門が再建されている。
城の北側を長良川が流れ、山中にも砦があり、山全体が要害として機能し、麓には城主の館があった。ルイス・フロイスが訪れた記録もある。
現在山頂にある建造物は、1956年往時の天守閣を想像して建てた模擬天守閣。
日本百名城の一つ。