1日目の宿泊は「星海幽月 夢遊華」という、3棟、客室9室の小さな旅館で、部屋からは太平洋が一望できたが、近くの海岸へは、急峻な崖のロープ伝いにスリル豊かに降りることが必要であったものの、雄大な太平洋の景色や、綺麗な砂浜や海岸に大満足であった。
また、大浴場もあったが、各室内に温泉露天風呂が付いており、他人を気にせずに、のびのびと入浴することが出来た。
夕食は、鮮度抜群の伊勢海老(お造り、グラタン)、岩牡蠣(お造り)、鮑(お造り、踊り焼き)等々の創作料理が、これでもかというくらいに出て来て、また翌朝の朝食も、ずらりと美味しい料理が並び、大満足であった。
しかし1日目の夜中は猛烈な雷雨で、どうなるものかと心配した。なお2日目は、食事時には小雨だったが、出発すると生憎の大雨となり、展望を楽しむ筈だった鳥羽展望台へ昇ったが何も見えずに下車せずにスルー、「二見浦の夫婦岩」見物に行く事とした、
夫婦岩のある「二見興玉神社」に着いた時は、写真撮影も可能な程度の小雨で、助かった。
伊勢の二見浦は清き渚と呼ばれ、神代の昔より霊域であり何処よりも清浄な浜辺として尊ばれて参りました。古くよりその一帯を禊浜とい伊勢参宮を間近に控えた参拝者が、浜辺で汐水を浴び、心身を清め禊祓をされた禊場でありました。
浜参宮とは清き渚と称えられる二見浦の二見興玉神社に参宮される事であり、禊をなされ、穢れを祓い清め心身を清浄にされてから、伊勢の大宮である神宮へ参拝されるのが慣わしであります。(内容は二見興玉神社ホームページ・浜参宮の項参照)
ということで、遅ればせながら、穢れを祓い清め心身を清浄にするための神社であるとのことで、「輪注連縄」で、足腰など衰えを感じる身を祓い、神前に奉献して良くなるよう祈ってきた。
参拝を終えてからは、「賢島クルーズ」などの予定は全てキャンセルして、早々に雨の進行方向とは反対方向に行くよう高速道路に乗って、途中のサービスエリアでゆっくりと時間を過ごし、午後3時半には自宅に帰り着いた。