古くから陸・海路の要所として栄えた北国の港安宅の地に祀られ、安宅住吉大明神、二宮住吉大明神、住吉宮とも称された。
創建は奈良時代天応2年(782)。現在のニ堂山まで2度遷座された。
北陸道往来の人々が必ず詣でた古社で、古来、人生における道先案内の神、開運厄除、交通安全、縁結び、難関突破の霊神として多くの信仰を受けている。
東に霊峰白山、西に荒海日本海、眼下に源平古戦場の梯川を見下ろす景勝の地、加賀ノ国(石川県)、安宅、二堂山(海抜15m)の頂きに鎮座する。
勧進帳の舞台にもなった安宅の関で知られる。
10月28日、白山は冠雪し、小松市一帯は美しい紅葉に彩られていた。