古くより尾張名古屋の地を安鎮守護する「総鎮守」。
若宮の名にふさわしい常緑の橘は、八幡社の社紋で、古事記や日本書紀において不老不死の実、非時香果実(ときじくのかくのこのみ)として登場するのが橘といわれている。
御祭神は、仁徳天皇、応神天皇、武内宿禰命。
地下鉄名城線「矢場町駅」から徒歩5分。
朝10時過ぎ、まだ参拝者の姿はまばら。
文武天皇の時代に那古野庄今市場に創建された。
その後、戦乱等で焼失。慶長15年(1610)、家康の名古屋城築城に際し、現在の地に遷座。外敵防護、領内鎮護の武神として武将の厚い信仰を受け、尾張藩第2代藩主徳川光友は、寛文4年(1664)に社殿をはじめその他の造営を行った。
名古屋大空襲により焼失したが、昭和32年復旧造営。
5月の例祭「若宮まつり」は300年の歴史を持つ名古屋三大祭りの一つ。