大山隠岐国立公園内、伯耆大山中腹にある天台宗別格本山の寺。中国三十三観音二十九番。
山号は角磐山。本尊は地蔵菩薩。奈良時代養老2年(718)、依道により開山。
天空はるかかなたの兜率天の角が欠けて大きな磐石が地上に落ちてきた。
磐石は3つに割れて、その一つは熊野山になり、二つは金峰山に、三つは大山になった。
このことからこの山が角磐山と名付けられた。
大山寺は、山岳信仰の対象となる霊山大山に、早くから山岳修験者が入り、
「修験の山」として知られた。
門前町からだらだら坂を10分近く登り、最後に急な石段を上ったところに本殿がある。
西日を受けて、境内をとりまく木々が黄金色に染まっていた。