雪の英彦山の写真などを提供して頂いている大学時代の友人K君が、関西旅行に来るとのことで、京都の銀閣寺から哲学の道経由で南禅寺迄を、関西在住の同窓生とともに案内した。
台風19号の影響で福岡からの飛行機が欠航となり、急遽朝一番の新幹線での来訪となったが、何とか指定席も取れ、しかも大阪までで運転打ち切りとなったとか、滑り込みセーフの来訪であった。
残念ながら銀閣寺の御朱印は貰いそびれてしまったが、南禅寺では御朱印を貰うことができ、歌舞伎「楼門五三桐」の中で、石川五右衛門が南禅寺三門から満開の桜を愛でて言った名台詞「絶景かな、絶景かな」の舞台「三門」で急な階段を登って、同じ景色?を楽しんだが、この年でのロープを握っての急な階段の昇り降りは命がけの仕事であった。
次に法堂で本尊の釈迦如来等を拝んだのち、その後ろの本坊から入場して、大方丈前面の小堀遠州の作と言われる「虎の子渡しの庭」、小方丈横の解脱した心の庭「如心庭」や、煩悩に迷い六道を輪廻する我々凡夫のはかなさを表現した「六道庭」など、禅の想いが込められた各種の庭を鑑賞し、日頃の己の至らなさを思い起こすこととなった。
最後に、美しいレンガ造りの琵琶湖疎水の「水路閣」を見てから南禅寺を後にした。
